第8話 「別に…」その一言の奥にあるもの|ゆらぐ思春期に寄り添う
- 8 時間前
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先日、2回目の施術でご来店くださったお客様と、お子さんのお話になりました。
前回、第7話では「脾(ひ)が弱るとお腹も弱くなりやすい」というお話をしましたが、これは子どもだけではなく、大人も同じです。
そのお客様は、とても明るく、笑顔が素敵な方でした。
でも、全身をオイルトリートメントしながらお体に触れていると、見た目からは分からない「体の内側の疲れ」を感じました。
SARASAでは、中医学の考え方をもとに、筋肉だけではなく、心と体のつながりを感じながら施術をしています。
「最近、何か疲れることがありましたか?」
そうお聞きすると、
「最近はそこまでストレスはないんですけど、少し前に疲れることがあって…。」
そんなお話から、自然とお子さんの話になりました。
学校から電話があり、お子さんの学校での様子を初めて知る。
慌てて本人に聞いても、
「別に。」
「大丈夫。」
その一言だけ。
お母さんは、
「先生の話が本当?」
「本人は何もないって言うし…。」
何を信じたらいいのか分からなくなってしまいます。
でも、思春期の子どもは、お母さんが嫌いだから話さないのではありません。
心配をかけたくない。
うまく言葉にできない。
自分でも気持ちが整理できていない。
そんな理由で、本音を飲み込んでしまうことがあります。
そして、お母さんもまた、
「何でも話してほしい。」
「力になってあげたい。」
そう願っています。
どちらも相手を思っているのに、気持ちがすれ違ってしまう。
それが思春期という時期でもあります。
だから私は、お母さんにお伝えしたいことがあります。
親だけで抱え込まなくていい。
子どもにとって、お母さんはかけがえのない存在です。
でも思春期は、お母さん以外にも「安心して話せる大人」がいることで、心が少し軽くなることがあります。
学校の先生は学校での役割があります。
病院は病院の役割があります。
そうではなくただ、「ここなら安心できる」と思える場所。
そんな場所が一つあるだけで、子どもの表情が変わることもあります。
次回は、思春期の子どもたちにとって、「安心できる居場所」がなぜ大切なのかをお話ししたいと思います。
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