第9話 ゲートキーパーってご存じですか?|ゆらぐ思春期に寄り添う

皆さんは、「ゲートキーパー」という言葉を聞いたことがありますか?
ゲートキーパーとは、直訳すると「門番」という意味です。
でも、ここでいうゲートキーパーは門番ではありません。
悩みや不安を抱えている人の小さな変化に気づき、声をかけ、話を聴き、必要に応じて専門機関へつなぐ人のことをいいます。
決して、問題を解決する人ではありません。(ここはポイントです)
だから、カウンセラーにならなければいけないわけでもありません。
医師になる必要もありません。
大切なのは、
「いつもと違うな。」
その小さな変化に気づけること。
そして、
「話してもいいよ。」
そんな空気を作れることです。
思春期の子どもたちは、自分の気持ちを言葉にすることがとても難しい時期があります。
学校では頑張り、
家では「大丈夫。」と言い、
友達の前では笑っている。
でも、本当は心も体も疲れている。
そんな子どもたちは少なくありません。
だからこそ、学校には学校の役割があります。
病院には病院の役割があります。
そして、そのどちらとも違う役割を持つ場所も必要なのではないかと私は感じています。
「今日は何を話そうかな。」
そんなことを考えなくてもいい。
話したくない日は、話さなくてもいい。
ただ、親以外の大人がいて
話したければ、聞いてくれる場所がある。
そんな場所が、心を少しずつほぐしてくれることがあります。
私は、中医学を学び、セラピストとして多くの方と関わる中で、体に触れることは、心に触れることでもあると感じてきました。
だからSARASAは、治療をする場所でも、問題を解決する場所でもありません。
でも、
「何かあったら、あそこへ行ってみよう。」
そう思ってもらえる場所でありたい。
そして、必要だと感じた時には、学校や病院、専門機関へつなぐ橋渡しができる存在でありたいと思っています。
それが、私が目指しているゲートキーパーとしての役割です。
次回は、その想いから始める、思春期のお子さん向けの新しいメニューについてお話ししたいと思います。
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